では、診療報酬請求業務(=レセプト業務)とはどういうお仕事なのでしょうか…
日本では、病気や怪我の際の医療費負担を軽くするため、国の制度として国民全員が健康保険に加入することが義務づけられています(これを国民皆保険制度といいます)。
これに加入している証しとして、被保険者証(いわゆる健康保険証)を持つことができ、この保険証を病院にかかる際に提示することによって、実際に私たち患者が支払う医療費が安くすんでいるのです。
現在は多くの人が3割負担ですので…
では、残りの7,000円はどうなるのでしょうか?
これは、じつは国が負担しています。
ニュースなどで、「国の医療費負担額を削減…」などと聞いたことがありますよね?
私たち国民は健康保険料を国に納める代わりに、国に治療費の大部分(多くの人が7割分)を負担してもらっているのです。
ですので、病院は診療を金額に換算して、3割分は患者さんに、残りの7割分を国に請求しなければなりません。
実際には、国に請求する前に適正な診療が行われたか審査機関を通さないといけないため、病院は審査機関へ診療内容を提示し、診療費を請求することになります。
診療費は患者さん一人一人、診察内容に応じて毎回違うので、1ヶ月分ずつで区切ることと決められて、
平成18年1月分 ○村☆子さん…△△△円
と集計をして提出しているのです。
この審査機関への請求業務が“診療報酬請求業務”です。
そして、この “一人の患者さんの1ヶ月分の診療代” を集計した用紙を “診療報酬明細書” といい、通常 「レセプト」 と呼ばれています。
医療事務とは、すべての診療行為をお金に換算して、患者さんと国へ請求するセクションであり、それが病院全体の収入の90%以上を占めることから、病院にとっては、大変重要なお仕事なのです。
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